答えを教えない、という選択
一般社団法人みずのスポーツクラブの指導を語るうえで外せないのが、コーチの関わり方だ。できない動作にぶつかったとき、指導員はすぐに答えを示さない。どう動けばいいかを子ども自身に考えさせる過程を、あえて大切に見守る。この関わりが、自立心と豊かな人間性を形づくる場を支えている。
未知の分野に挑み、できなかった動作を習得する喜びは、前向きな心を育てる大きなきっかけになる。失敗を恐れず何度も立ち上がる精神力を養うため、好奇心を刺激する多様なカリキュラムが組まれている。草加のこの教室が育てたいのは、技術そのものよりも、自分で考えて挑む姿勢なのだと取材を通じて伝わってきた。
就学後に求められる主体性へ
小学生の時期は、周囲の指示を待つのではなく、自発的に行動する主体性が一層求められる段階だ。一般社団法人みずのスポーツクラブは、一人ひとりが明確な目標を設定し、達成までの過程を自分で思考する力を養うプログラムを導入している。複雑な身体の動かし方を論理的に理解できるよう、そのペースに合わせた細やかな指導を行う。
幼児に対しては、また違ったアプローチをとる。集団での活動を通じて他者への思いやりやコミュニケーションの基盤を築き、遊びの要素を取り入れながら社会のルールを自然に学べる環境を整えている。幼児の豊かな想像力を損なわず、楽しく参加できる工夫が凝らされている。成長段階ごとに関わり方を変えているのが、この団体の指導の細やかさだ。
個性を認め合うクラス設計
得意なことも苦手なこともそれぞれ違う。だからこそ、一律のペースで進行を強要しない。目的や習熟度に応じた多彩なクラスを幅広く展開し、無理なく段階的にステップアップできるようにしている。互いの違いを認め合い、仲間と励まし合いながら課題に向き合う。そんな前向きな姿勢を育む環境がつくられている。
バランス感覚のような運動能力の土台も、片足立ちや平均台といった運動を継続する中で少しずつ育てていく。誰もが主役になれる時間を届けたい。その思いが、クラス構成の一つひとつに表れている。正直、ここまで個々の違いに寄り添う設計は、大人数を一度に動かす教室では難しいものだと感じた。
教室情報と問い合わせ
教室は埼玉県草加市新栄1丁目44-3。戸塚安行駅と新田駅から車で約8分の場所にあり、車での来訪がしやすい。営業時間は平日10時から20時、休日・祭日は10時から18時。月曜と水曜が定休日だ。入会金は1家族11,000円で、クレジット決済とコンビニ払いに対応している。問い合わせは048-943-5750。体験の受付もあるので、雰囲気を確かめてから入会を検討できる。

